台田運動公園では柳瀬川の沿岸約1.3kmに桜が咲き、毎年見事なトンネルを作ります。満開の桜並木の下を歩けば、春ならではの絶景を楽しめます。その後桜の花びらが散り辺り一面がピンク色に染まる異世界を味わえるのも魅力のひとつです。

清瀬市の無形民俗文化財である「清戸の獅子舞」。獅子頭が清戸下宿に伝えられ、中清戸で五穀豊穣、厄除けの祭りになったといいます。現在では、日枝神社の神前を中心として舞が行われています。山の神が行列の先頭を舞いながら進み、女獅子・中獅子・大獅子が太鼓をたたきながら笛の音に合わせて力強い舞を繰り広げます。

東京都無形民俗文化財の指定を受けた「中里の火の花祭」。中里富士山の頂上までの道のりには明かりが灯され、クライマックスには積み上げられた麦わらに火を付ける“お焚き上げ”が行われます。多くの人々が見守る中、炎は天高く舞い燃え盛ります。その灰を持ち帰り門口に撒くことで火災除けや魔除けに、畑に撒けば豊作になると伝えられており、今でも大切に灰を持ち帰る人がたくさんいます。