納車前の整備を行う戸津井さん。整備の大切さを教えてくださいました。
選手時代に経験した自転車の整備。
私がプロレーサーであった頃、専属のメカニックがいるチームは決して多くはありませんでした。ですから、自転車の整備は自分自身で行うのです。乗り手と自転車が一体になっていないとパフォーマンスを最大限に引き出すことは難しい。人馬一体の感覚が必要になります。特にレースでは、トラブルが起こってしまうとゴールができなくなってしまいます。最善の状態で走るために、結果を出すために、整備には力を入れていましたね。もちろんサイクルショップにお願いすることもできましたが、当然料金が発生してしまいます。今思えば、自分で整備を行うことで技術の向上につながりましたし、トライ&エラーを繰り返した経験が今の仕事に役立っています。実戦の中で、たくさんの勉強ができたことは私の財産ですね。
納車前の整備を行う戸津井さん。整備の大切さを教えてくださいました。
スポーツバイクも、もちろんママチャリでも、自転車において整備は非常に重要なファクターです。自転車は交通ルールをしっかり守って走行すれば安全であると思いますが、やはり多少のリスクもあります。ですからそのリスクを減らし、安全に走行するための整備は絶対に必要です。