所沢の『人』
老若男女問わず、全ての人に愛される。
そんな店づくりを心がけています
お菓子の工房 エミール 代表取締役
高橋秀世さん
人柄の良さが滲み出ている、高橋さん
こだわりの外装でデザインされた、可愛らしいお店です
1.フランス料理のデザート担当から、所沢泉町の顔になるまで
元々は某ホテルでフレンチコースのデザート担当をしながら、いつかは独立したいという目標を抱きつつ、研鑽を重ねていました。そこから初めて自分のお店を持ったのは平成元年、入間市の武蔵藤沢にある古い商店街に、わずか10坪程の小さな店舗でした。お菓子作りの腕には自信を持っていたので、「味が良ければ売れる」とタカをくくっていたのですが、現実はそんなに甘くはありませんでした。
人柄の良さが滲み出ている、高橋さん
1年半くらいは全く売れず、どん底生活の中で、業界や周辺に色々と人脈をつくることで、企業や結婚式場向けの製造と卸の仕事をいただき、なんとか食いつないでいました。そこからもっと自分の力を発揮できる場所への移転に向けて軌道修正を図り始めたのは、大分経ってからです。
ホテルやデパートに出すお菓子の製造や卸を本格的に始め、もちろん直売もしながら、移転の資金を貯めました。
こだわりの外装でデザインされた、可愛らしいお店です
そして平成10年、次なる挑戦の舞台に選んだのが今の所沢の泉町。西武線沿いで探していたこともあり、人口が多くロケーションも良い所沢にたどり着きました。丁度空き家の物件があり、新築の店舗を建て直しました。最初は35坪程の本館のみで、わずか3~4人の従業員と共に所沢のエミールがスタートしました。