所沢の『人』
日常の喧騒を癒す安らぎの場所で、
新窯で焼いた本格ピッツァを。
ピッツェリア武蔵野山居
代表取締役 オーナーシェフ森野さん
地主の方との出会いを語るオーナーシェフ森野さん
1.「ピッツェリア武蔵野山居」地主の方との出会い。
今から約25年ほど前になりますが、私は、中目黒にある「サルヴァトーレ」というイタリアンの名店で修行をしていました。ここには自社系列の「カフェのスクール」が存在していたのですが、さまざまな目的で通ってくる研修生が多くいました。
研修の一環で「サルヴァトーレを見学する」という時間がありましたが、私は「研修生に話しかけられたくない雰囲気」を出していました。営業中は仕込みが山ほどあり、オーダーがひっきりなしに入る中で、賄いを作らなければならなかったからです。しかしその空気感をまったく読まずに熱く語りかけてくる、勉強熱心な方がいらっしゃいました(笑)。実はこの方が「ピッツェリア武蔵野山居」の地主の方でした。
地主の方との出会いを語るオーナーシェフ森野さん
賄いは、パスタかピッツァから選べました。「サルヴァトーレ」はパスタが有名でしたのでほとんどの研修生はパスタを選ぶのですが、この方は毎回ブレることなくピッツァを頼んできました。不思議に思っていると、研修最終日に「私は所沢に土地を持っていて、そこでピッツァレストランを作るのが夢です。もし可能でしたら、店を出すので協力してください」と話していました。しかし私もまだ若く尖っており、「サルヴァトーレ」は有名店でしたので移るつもりはまったくありませんでした。