7.所沢の魅力。

所沢の魅力は「人の優しさ」です。どんな人も本当に優しいと感じます。例えば、先ほどの農家さんと実際に話しをすると「口」は悪く聞こえるのですが、本心は真逆で、本当に優しいのです。また、所沢野菜は味が濃いことが特徴なのですが、農家さん自体があまりブランディングをしません。というより、訴求しようという気持ちが薄い気がします。逆に言えばその謙虚さが特徴かもしれません。俺が俺が、と前に出ていかないし、前に出さないような気がします。ですから、その所沢野菜の謙虚さを、謙虚なままで終わらせない料理を提供していきたいと思います。私に対しては、黙ってみていて、陰で応援してくれるような男気のある方が多い気がしますね。

「人の優しさ」を語るオーナーシェフ。マスク越しでも優しさが伝わる、素敵な笑顔でした。

また初回の緊急事態宣言が出た時、何かにすがりつきたいという思いで「お食事券」の販売をしました。当時、カッコつけてる場合じゃない、と「お食事券を買ってください」と頼んだところ、一気に10枚買ってくださるお客様もいました。「軽井沢の避暑地のようなロケーション」が特徴的な「ピッツェリア武蔵野山居」の雰囲気を愛してくださるお客様がたくさんいらっしゃることに感謝しなければなりません。本当に優しい方が多い地域だと思います。


場所的なことを申し上げるのであれば「何でも揃っている」と思います。突然何かが必要になっても、揃わないものはない地域だと思います。都内へのアクセス性も良いですし、例えばラビューに乗って秩父などにもすぐに行ける。オンオフ問わず、暮らしを楽しめますし、利便性が優れているという点で、所沢は永住に相応しい街なのではないでしょうか？

代表取締役　オーナーシェフ森野さん

板前を経験後、中目黒にある「サルヴァトーレ」で腕を磨き、その後青山の「サバティーニ」で副料理長を務めた。2つのイタリアンレストランでの腕前と経験、そして料理に対する情熱で「武蔵野山居」のオーナーシェフになる。生産者への思いやりや、お客様へのサービスの追及はもちろん、「お客様には絶対に嘘をつかない」ことをモットーに、絶品の料理を提供する。特に一枚入魂の所沢ピッツァは森野さんでしか作れない美味しさが特徴。