時の想いが受け継がれてゆく街川越に暮らす―。

休館中に改めてわかった映画館の魅力

飯島さん 緊急事態宣言に伴う休館中は基本的に自宅で映画鑑賞を楽しんでいましたが、定期的に映写機に通電させる必要があった為、劇場にも来ていました。その時配給会社様から届いた作品のサンプルを大きなスクリーンで観ることがあり、「やっぱり映画館だよなぁ」なんて改めて感動しましたね。自宅で映画鑑賞をするのと劇場とでは感じ方が全く違うんですよ。小さな画面では気がつかない事がたくさんあります。聞こえない音だってありますし。自宅では集中力が散漫になりがちなので、同じ作品でも全く別の作品を観ているような気持ちになると思います。

舟橋さん 営業再開後はお客様も私達スタッフと同じように「映画館で映画を観る」楽しさや感動を改めて味わった方が大勢いらっしゃいましたね。


飯島さん 没入感が全然違いますからね。音楽鑑賞でも家とライブ会場では全く違うような、そんな感じですね。「映画館で映画を観るのは、家に風呂があるのに温泉に行くのと同じだ」なんてTwitterで呟いているお客様もいらっしゃって共感できました。


舟橋さん 作品の鑑賞だけではなく映画館に行くという体験も楽しんでいるのかもしれませんね。特に川越スカラ座はシネコンとは違った雰囲気があるので。


飯島さん 再開後はお手紙や花束をたくさんいただきましたね。常連のお客様のお気持ちに感動しました。